2001年ニュース速報板で生まれ(→)、ハングル板で長きに渡って書き続けられてきたショート・ストーリー「ニホンちゃん」は書籍化を望む声も多く、そのことはしばしば議論されてきた。(→)
しかし「ニホンちゃん」は、特定のスレ主がいるわけでもなく、きわめて多くの作者によって書き続けられ、しかも書かれ始めてから時間がたっていたために、
という、著作権をクリアして書籍化することががきわめて困難なコンテンツであった。
だが、2004年、「電車男」書籍化を機にネット発の書籍が人気を呼び、2005年には「嫌韓流」が発売前からネット上で注目を浴びる中、二匹目のドジョウを狙う出版界(→)で「ネット発」「嫌韓」「萌え」の3要素が揃った(ように見える)「ニホンちゃん」が着目されたであろうことは想像に難くない。
とは言え、前述の理由で大方の編集者は書籍化を見送ったものと思われる。(→)
2005年8月3日、ハングル板の避難所となっていたみにふろ総督府(現在のものでなく、魔神によって運営されていた旧総督府)にあった『連続ドラマ小説「ニホンちゃんβ」補完・議論スレ』に、八重櫻◆NIhoNZiEと名乗るコテにより『「ニホンちゃん外伝 製作委員会」企画案について』という文が書き込まれた。(→)
同じ日に、古参作者の一人である無銘仁が運営する掲示板に「商業出版や同人活動を語るスレ」が立てられ、八重櫻による企画案についての議論が、ここを中心に行われた。(→)
この企画には賛否両論があったが、8月12日、八重櫻により委員会の発足が宣言され、古参作者の多くと絵師2名がこれに参加した。(→)
9月1日、委員会に参加していた古参作者の一人ab-proが委員会離脱を表明。(→)
ab-proと委員会メンバーの間の紛争や、これに名無しも参戦した論争が本スレ(→)やこじれスレ(→)、本スレ補完スレ避難所(→)で展開され、各スレが荒れた。そうした中、こじれスレで名無しにより「ニホンちゃん」のハングル板からの追放が提案され、深夜のわずか1時間余りの議論で5対4で「可決」したと称された。(→)これは後に極東板移転の口実に使われることとなった。
本スレでは2006年1月15日から16日深夜にかけてテンプレ改定の議論が行われていたが、日付が変わって17日になったとたん、突然2ヶ月以上前のこじれスレの議論が持ち出され、板移転が提案された。
わずか20時間余りの間にこれだけのことが行われた。
一方、ハン板には古参作者の三毛が復帰、黄色いリボンも残留するが、これらの作者に対しては、執拗な罵倒が行われた。(→)(→)
1月30日単行本が発売された。
ネット上の評判はあまり芳しいものではなかったが、(→)(→)(→)それでも第2刷まで行った。
発売のその日に、北極星が「メゾン・イベリア」は、顔文字の第578話「フットボールムンディアル」のリメイク作品であると表明。(→)
半月後の2月13日、極東スレで指摘があった(→)直後に、( ゚Д゚)y―┛~~が「クジラ」は第137話の「緑豆」のリメイク作品、「カンコ勘違い」は第602話の「カンコ君、ふんだりけったり」 のリメイク作品であると表明。「作者に許可の方法が取れなかったので、カバーという形で作品をリメイクしました」と釈明した。(→)
4月に書籍化2冊目の計画が明らかになった。
極東板は作者数でも投下される作品数でもハングル板を大きく上回り、出版推進側は順風満帆のように見えたが、伏兵が思わぬところから現われた。
コピペbrog騒動に「ニホンちゃん」単行本発行に関わった企業の面々が関わっていることが明らかになり、騒動が極東「ニホンちゃん」スレに飛び火、旧委員会メンバーはmixiに逃亡した。(→)
残った非委員会系作者は極東板から離脱、ハングル板に復帰した。(→)(→)
これを機に、極東・ハングル両板で出版問題追及が本格化し、多くの事実が明らかになった。
さらに騒動は絵板にも波及し、以前05年度内の閉鎖を示唆していた管理人は、これがきっかけとなって絵板を閉鎖した。(→)
単行本2冊目は、10月に発売された。しかし、前回のようにニュース速報板や萌えニュース+板にスレが立つこともなく、発祥の地2chにおいても余り話題になっていない。
07年5月17日、グッズリスト板の書籍化スレにab-proを名乗る書き込みがあった。それによれば、委員会からの離脱には委員会でのトラブル以外の理由があったとのことである。(ただし、ab-proはトリップを付けない人なので、この書き込みが本人のものか否かの判断は困難である)(→)
08年9月20日、ハングル板の議論スレにab-proを名乗る書き込みがあり、委員会離脱の前後の状況について説明された。また、それによれば、07年5月17日のグッズリスト板の書籍化スレへの書き込みは本人のものであるとのことである。(→)